アルギニンに副作用はあるの?

アルギニンは一般的に副作用の低い物質と言われています。それでも副作用が存在するので病気や体質によってはアルギニンの摂取を避けた方がよい人もいます。

 

下痢・胃腸障害

 

アルギニンは強アルカリ性のため、中和せずにそのまま飲むと下痢や胃腸障害を引き起こします。胸焼け、胃痛、ゲップ、お腹にガスが溜まるなど症状がある場合はクエン酸などで中和して飲むことが推奨されています。

 

アレルギー症状

 

中にはアルギニンに対してアレルギー症状を起こす方もいます。喘息患者の気道炎症の悪化などが報告されています。アレルギー体質の方は摂取する際に注意が必要です。特に15歳以下の子供にはサプリでの摂取は推奨されていません。

 

心筋梗塞

 

アルギニンの摂取で心筋梗塞になったことのある方の死亡率が上がるという報告もあります。平均60歳以上の153名を対象とした実験ではアルギニンを1日あたり3g×3回、6ヶ月間にわたり摂取させたところ、期間中の死亡率が高くなったそうです。冠状動脈性心臓病の疾患がある方はアルギニンの摂取には慎重になった方がよいです。

 

低血圧

 

アルギニンにより生成される一酸化窒素には血管を広げる効果があり、高血圧の改善に役立つとされます。そのため、降圧剤やバイアグラを服用している方、併用すると過度に血圧を下げる結果になり注意が必要です。降圧剤の投与を受けている方、元々低血圧の方、バイアグラを常用している方は注意が必要です。

 

肝機能障害・腎機能障害

 

肝機能・腎機能に障害のある方、もしくは機能が低下している方が1日に40〜50gもの大量のアルギニンを摂取すると代謝により内蔵に負担を与えて生命の危険にさらされるという報告があります。

 

しかし一方でアルギニンによる肝障害の改善や、腎機能改善も報告されています。つまり適切な量であればアルギニンの摂取は効果的と考えられています。

 

その他

 

・幼児期にアルギニンを過剰に摂取した子供に巨人症、関節肥大症のケースがわずかですが報告されています。

 

・過剰摂取により痛風になった報告もあります。

 

・疱疹(ヘルペス)はウィルス増殖時にアルギニンを必要とするため、アルギニンを摂取すると症状が悪化する恐れがあります。

 

・妊娠中のアルギニン摂取は適切な量であれば安全であると言われています。しかし長期的に摂取したり授乳中に摂取した際の安全性については信頼できるデータがありません。

 

いずれにしても疾患がある方のアルギニン摂取は医師に相談するのが望ましいです。