アルギニンを飲むと身長が伸びるって本当?

低身長でお悩みのお子さんを持つ方には関心が深い話だと思いますが、アルギニンを摂取することで身長が伸びるという説があります。ただし、よく調べると、言葉どおり鵜呑みにせずによく理解する必要があります。

 

身長が伸びるメカニズムとは?

 

身長が大きく伸びるのは男性なら17〜18歳くらい、女性なら15〜16歳くらいです。この時期までの身体の骨の末端には「骨端線」という部分があり、ここに成長ホルモンが作用すると骨が成長する仕組みがあります。

 

アルギニンを飲むと背が伸びるかも?という説は、アルギニンを飲むことで成長ホルモンが分泌されるので、その影響で骨が伸びて身長が伸びるのでは?ということから来ています。

 

デンマークで3年間にわたり行われた実験結果によると、5歳から13歳までの低身長児31人を対象に1日4g(4,000mg)のアルギニンを摂取させたところ、成長ホルモンの基礎分泌がなんと4.2倍になったそうです。特にアルギニンが多いタンパク質の摂取量が多いほど子供の成長がより促進されるようです。

 

この実験からも成長期のアルギニンの摂取は身長を伸ばすのに一定の効果が見込めると思われます。

 

 

アルギニンだけでは背は伸びない!?

じゃあ、アルギニンさえ飲めば背は伸びるのかと勘違いしてもらうと困ります。成長ホルモンだけじゃ背は伸びません。まず骨の材料になるカルシウムやタンパク質などバランスよく摂取する必要があります。そして栄養だけではなく、適度な運動と十分な睡眠が欠かせません。健康的な生活を送ることがとても大事です。

 

また子供がアルギニンをサプリの形で摂ることについては異論もあります。国立健康・栄養研究所によると、アルギニンサプリを15歳以下の子供に摂取させるのは副作用の観点からあまりおすすめできないそうです。

 

できれば子供の身長を伸ばすならアルギニンを多く含む食品を食べて、カルシウムやタンパク質もバランスよく摂取させて、適度な運動、睡眠が必要だそうです。

 

では16歳以上ならいいの?と考えてアルギニンサプリをがぶがぶ飲むのも少し考えものです。アルギニンは強アルカリ性のため、中和していないフリーフォームのサプリを飲むと胃が荒れる恐れがあります。下痢、胃腸の不調、胸焼け、胃痛などの副作用があるのでクエン酸などで中和して飲むのがおすすめです。

 

もし飲む場合はいきなり多量に飲むのではなく、最初は少しずつ飲むようにするといいでしょう。